こんにちは。
ジェンダー・バランスナビゲーターの秋山友子です。
前回は、親子関係をとおして身につけた観念が、私たちの幸せを決めているというお話をしました。
女性の場合、特に同性である母親との関係を通して、女性としての自分のイメージをつくっていきます。
女性としての自分自身の価値、女性として愛されること…そんな部分に大きく影響してきます。
私たちの中には、
女性とは…
母親とは…
妻とは…
という観念がたくさんあります。
観念とは、「信じていること」です。
本来の自分自身と、この観念とが食い違っていると、自分にとっての幸せがわからなくなったり、男女関係がうまくいかなくなったり、仕事での不満がつのったりします。
例えば、私の場合。
母親に対して不満があると、もっとこうあるべきだ!と自分の中で理想像を作り上げていました。
それは、
気立てが良くて、家事もしっかりできて、家を守ってくれる。
いわゆる良妻賢母のイメージです。
そういう女性じゃないと、結婚生活がうまくいかないし、子どもを幸せにできないと思っていました。
なので、私はそんな良妻賢母になろうと思ったのです。
中学生の時に、家庭科の先生から「あなたはいい奥さんになるわね」と言われて喜んだのを覚えています。
大学生の頃までは、「私は専業主婦になる!」と思っていました。
25歳頃までには結婚して、子どもを産んで・・・
そんな未来像を描いていたのです。
でも、幸か不幸か、それは実現しませんでした。
なぜなら、それは私が望む幸せではなかったからです。
本来の私は、そんな女性ではなかったのです。
(夫や身近な人に聞けば、よくわかります(笑))
私にはそんな結婚はできない、したくない、と潜在意識では知っていたんですね。
こうあるべき!という自分を生きようとすると、どんなに愛されていたとしても、その愛を受け取ることができません。
本来の自分自身でいるわけではないので、いつもどこかで
「本当の自分は愛されないのでは?」
という不安がつきまといます。
ありのままを受け入れ、愛される力である女性性が閉じてしまった状態です。
私自身、自分の女性性を開き、自分自身を深く知って受け入れていく中で、母親をありのままに受け入れられるようになってきました。
母親に私の理想像を求めたことがそもそも間違いだったんだ、と今ではわかります。
そして、良妻賢母のようではない私を笑って受け入れ、愛してくれる夫と結婚することができました。
私の中にももちろんまだまだ観念はありますが、昔に比べてかなり自由になっています。
あなたの中には、どんな観念があるでしょうか?
そして、それは本当に本当でしょうか?
子どもの頃には、家族が世界のほとんどなので、それが真実だと信じてしまいました。
でも、大人になって広い世界を見てみると、
それが絶対ではないんだ!
ということがわかります。
母親が育った時代と、私たちが育った時代は違います。
育った家庭も違います。
そして、似てる部分はあるにしても、全く別の人間です。
観念に気づいて、それが真実ではないとわかると、あなたらしい幸せを自由に見つけることができますよ。
秋山友子
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