こんにちは。
ジェンダー・バランスナビゲーター秋山友子です。
男性も女性も、大切なパートナーといい関係でいたいという願いは同じでも、相手に求めているものはお互いに違います。
なので、女性が、自分が望んでいることを男性にすると、逆効果になることがあるのです。
男性が女性に求めているものを理解することで、愛し愛される関係がよりスムーズになっていきます。
Contents
男性が喜ぶ愛し方
女性にとって、男性から愛されたいという願いは大きなものですが、逆に、大切な男性に自分の愛が伝わらないのも辛いですよね。
今回は、男性が喜ぶ愛し方についてお伝えしますね。
自然な男女の法則
先日、花火大会に夫と行きました。
花火のスタートまでまだ時間があったので、「出店で食べ物を調達しよう!」と思ったのですが、すでにほとんどのお店が売り切れ。
たこ焼きはまだあったので、これは食べたい!と列に並びました。
が、想像以上の長蛇の列。
しかも、なかなか前に進まないのです。
結局、私が並んでる間に、夫がほかのお店を回っては、まだあるものを探して買ってきてくれて、並びながら食べ、また夫は買い出しに行き…を繰り返すこと数回。
盆踊りの曲が何周したでしょうか。。。
花火が始まる直前にやっとたこ焼きを買って、無事に花火を見ることができました。
この列に並んでいる間の体験。
夫を待ち、買ってきてくれたものを食べ、また待つ。
まるで鳥の巣で卵を温めている時のメスの気分だなぁと思ったのです。
(我が家で鳥を飼っているので、連想しやすいのです(笑))
野生の鳥って、メスが卵を温めている時に、オスが外から餌を運んできますよね。
それに似てるなぁ、と。
男性の愛情源とは?
こうやって、「待つ」「受け取る」という女性性の特徴は、自然の摂理の中にもありますね。
女性は愛されるのが幸せ。
男は追うと逃げる。
なんていう話がありますが、それが男女の自然なあり方だなぁ、と。
なので、女性が愛されようとして男性のためにあれこれ頑張ると、原則うまくいきません。
「男は火星から、女は金星からやってきた」で有名なジョン・グレイ博士も著書の中で言っているように、
「男性にとっての主な愛情源は、彼の行為に対する女性の愛情ある反応である」
つまり、男性が与えてくれる愛を喜んで受け取ることが、男性への立派な愛情表現なのです。
いうなれば、女性性的な愛し方ですね。
男性のしてくれたことに
「ありがとー!」「◯◯さん、すごーい!」
と言っている女性がモテているのを見たことはありませんか?
男って単純!って思うかもしれませんが、そうなのです。
女性は、自分が何かしてもらうことで喜びを感じやすいので、男性もきっとそうだろうと無意識に思って、同じようにお返ししてしまったりします。
でも、男女では、愛情源が違うのです。
男性から愛されたいなら、彼を愛したいなら、彼のために尽くすよりも、愛される力を磨いていきましょう。
男性性に傾いてると、なかなか難しかったり、一朝一夕ではできるようになりませんが、この努力は必ず報われますよ。
男性の自信の源は?
パートナーである愛する男性が、自信をもって生き生きとしていたら、女性としても嬉しいものですよね。
実は、そのカギは女性が握っています。
仕事で評価されたり、周りから賞賛されたり、お金を稼げたり、そういったことも男性が自信を持つきっかけになります。
でも、もしそれで自信を持ったとしても、あることができていないと、男性は男としての自分に自信が持てなくなってしまいます。
それは…
パートナーである女性を幸せにすること
です。
男性の書いたラブソングに「君の笑顔があれば…」というような歌詞がよくありますよね。
女性が笑顔でいる=自分が幸せにできている
と男性の中では変換されるのです。
なので、男性は、女性の笑顔が好きです。
男性は、いかに自分が与えることができているか?に自分の価値を感じやすいのです。
逆に、女性がいつも不機嫌そうな顔でいて、笑うことがほとんどないと、自分は彼女を幸せにできないんだ…と、どんどん自信を失っていきます。
たとえ仕事がうまくいっていたとしても、そのダメージは大きいのです。
もし、パートナーの元気がない、自信がなくなっていっている、イライラしていることが多い、そんな風に感じる場合は、彼といるときの自分の表情がどうかもチェックしてみるといいですよ。
ちなみに我が家では、私がパソコン作業をしていると眉間にシワがよりがちので、不機嫌なんじゃないかと勘違いされて嫌がられます(笑)。
男性は○○の鏡!?
そうは言っても、
相手がしてくれたことを素直に受け取れない。
男性をほめるのが苦手。
とか
ほめる理由が見当たらない。
してほしいことをしてもらっていない。
という場合もあるでしょう。
どうしてそういうことが起こるのか?
あなたの中の男性性と女性性の関係にヒントがあります。
あなたの中の女性性が望むこと
よりも
社会や家族の中で求められていること
そのために、あなたの男性性をつかって達成することが多くないかを見てみてください。
そして、それが
できて当たり前。
するのが当然。
と思っていませんか?
私も心当たりがたくさんあります(笑)。
自分の男性性を自分のしたいことにつかっていない。
自分の男性性がしてくれていることを受け取っていない。
その内側の男性性と女性性の関係が、外の人間関係にも映し出されていくのです。
あなたの中の女性性は、
して欲しいことはしてもらえない…
どうせ自分は優先してもらえない…
とすねてしまっていて、いつもがんばってくれている男性性に対して、信頼や感謝がなくなってしまっているのです。
そうすると、
心から望むことを男性にお願いするのが難しい。
彼が何かしてくれたとしても、素直に受け取ることができない。
という現実になっていくわけです。
受け取る力をUPするには?
男性に甘えたり頼るのが苦手
してくれたことを受け取るのが苦手
という方に、いきなり
甘えてみてください。
思いっきり喜んでみてください。
といっても、なかなか難しいでしょう。
やろうとすると、きっと、
気持ち悪い…
ぞわぞわする…
となるでしょう(笑)。
もちろん、できる範囲で少しずつトライしてみることも大切です。
それと同時に、あなたの中の男性性と女性性の関係をよくしていくことで、その抵抗を小さくしていくことができます。
あなたの中の男性性に与えてもらって、受け取る練習をしていくのです。
自分のしたいことを自分にしてもらう。
してもらったことを喜ぶ、味わう。
しれくれた自分にお礼を言ったり、ほめたりする。
ということをしてみてください。
そうすると、
受け取る
という女性性の感覚がなんとなくわかってくるでしょう。
また、
気が乗らないことをする時
疲れているけどがんばらないといけない時
など、内側の声と違うことをする時もありますよね。
そういう時は、
やってくれてありがとう。
おつかれさま。
と自分の中の男性性に声をかけてみてあげてください。
そうしていくことで、男性性に対する信頼や感謝が取り戻されていって、現実の男性との関係でも感じ方が変わってきますよ。
幸せな女性が男性を幸せにする
パートナーを自信のある素敵な男性に育みたいのであれば、女性が幸せでいることがとても大切です。
それは、嫌なことがあってもいつも笑顔でいなければいけないということではありません。
時には怒ったり、落ち込んだりするのは、自然なことです。
それを隠して、ただ笑顔でいても、自分が幸せではいられませんよね。
それに、あなたが何を感じているのかが、パートナーにはわからなくなってしまいます。
やりたくないことを無理に我慢してやったり、相手に合わせて疲れてしまったり、そういうことが重なっていくと、笑顔でいるのは難しくなってきます。
自分に素直に、やりたいことをやって、生きたい人生を生きる。
それが何より大切です。
そうしようとすると、最初は、パートナーから文句を言われたりするかもしれません。
でも、彼のためにあなたが犠牲をして不幸でいるのと、文句を言われても生きたい人生を生きて幸せでいるのとでは、最終的に、どちらが彼が喜ぶでしょうか?
もちろん、彼をそっちのけにして自分だけが好き勝手やっていれば、彼の不満はたまるでしょう。
自分がいなくても彼女は幸せなんだな、と感じると、彼は「自分は必要がないんだ」と自信を失ったり、あなたに興味がなくなっていきます。
でも、生きたい人生を生きることであなたが幸せで、パートナーをより大切にできたり、ふたりの関係がより良くなっていけば、男性はいずれ協力してくれるようになるものです。
なぜなら、あなたを幸せにすることが、彼の望みだからです。
彼の理解や応援に感謝したり、彼との時間を大切にしたり、あなたの幸せを彼に還元していくことが大事です。
もし、あなたが不幸だとしても犠牲を強いるパートナーであれば、その関係は、いずれうまくいかなくなるでしょう。
あなたが幸せでいることが、彼に男性としての自信を与えていきますよ。
秋山友子
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