こんにちは。
ジェンダー・バランス・ナビゲーター秋山友子です。
現代社会に生きていると、
快適な住空間、便利な交通機関、豊富な食べ物、最先端の通信技術…
人間が作り上げた物質的な豊かさの中で暮らしているうちに、私たち人間が自然の一部であるということを感じにくくなっていきます。
物質的豊かさは、男性性エネルギーが中心となってもたらされたものです。
私たちが女性性を開き、この地球上で物質的にも精神的にも豊かに満たされて生きていくためには、私たちを生み出した自然とのつながりが大切です。
天災が教えてくれたこと。
今年(2018年)の夏は、猛暑、大雨、台風、地震と続き、各地でいろいろな被害が出ていますが、早い回復・復旧を願ってやみません。
私は、2011年の東日本大震災を体験しましたが、こういった自然災害があると、
水、電気、ガス、電話、交通機関など、
普段使えていたものが使えなくなって、いかにそれが「当たり前」になっていたかに気づきます。
そして、今の自分としての人生の時間は有限であることを改めて認識します。
日常の生活が中断されることで、
本当は自分はどう生きたいのか?
そのことを問われる体験でもあると感じます。
自然災害を通して私たちが学ぶことはたくさんありますが、その中でも、
今あるものを感謝して受け取る
今ここを生きる
心の声を聴く
そんな女性性の大切さに気づき、自然との共存を忘れないように。。。
そう言われているように感じるのは、私だけではないのではないでしょうか。
ネガティブに思えるでき事、痛みをともなう体験も、それを学びに代えて乗り越えることができたなら、必ず人生を前に進ませてくれます。
今、生活が困難になっている方、大きな痛みの中にいる方には、必要な助けが届きますように祈っています。。。
先住民が予言した女性性の時代
2014年5月、飢餓をなくしていくためのハンガー・プロジェクトの代表としても活躍されている、世界的な資金調達の専門家であるリン・トウィストさんのお話を聴きました。
今日はその時のことをお伝えします。
先住民の予言
彼女の話し方やたたずまいは穏やかでしたが、その中にも凛とした強さを感じました。
その時のお話のテーマは、女性性と男性性のバランスでした。
アマゾンや北米の先住民は、こんなことを予言していたそうです。
今までは、男性性という片方の翼で一生懸命飛ぼうとして、その筋肉だけ鍛えられてしまい、同じところをグルグルとまわることしかできなかった。
21世紀は、女性性の翼が完全に開き、両翼で空高く飛べるようになる。
まさに、今の時代の流れそのものです。
自然とのつながりが深い先住民の方々は、私たちにとって大切なことを既に知っていたのですね。
母なる大地の平和に大切なこと
そして、リンさんは、
女性性は、直感的、本能的で、慈愛やオープンさがあり、ハートを持っている。
そんな女性性が開くと、今まで頑張っていた男性性もリラックスできる。
地球は、母なる大地、水の星。
女性性を大事にすること=地球を大事にすることでもある。
そんなこともお話されていました。
飢餓をなくす奇跡的な方法も、女性の声を聴き、女性を力づけすることなんだそうです。
(男性が悪いということではなく、女性性の側面に目を向けて大切にするということです)
そして、日本はその変化のリーダーだと仰っていました。
日本人の精神性の高さや国民性に対して、本当に敬意を表してくださっていました。
宇宙が、地球全体が、その方向に動き出している。
大げさかもしれませんが、私達が女性性を開いていくことは、この地球の平和につながる、とても意義のある大切なことなんだと感じました。
男性性と女性性のバランスを整えていくことは、人間と自然の幸せな共存への道でもありますね。
秋山友子
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