日本人の女性性と男性性

こんにちは。

ジェンダー・バランス・ナビゲーターの秋山友子です。

 

先日まで、ライフワークで学んでいる

ビジョン心理学の創始者チャック&レンシー夫妻による、

10日間のプログラムを受講していました。

 

その中で、第二次世界大戦での

日本の敗戦の痛みが扱われました。

 

参加者には、アメリカ、ドイツ、中国、シンガポールなど、

色々な国の方がいらしたので、

みなさんそれぞれに様々な体験をされたと思うのですが、

 

私は日本人として、

とても大きなプロセスを体験することができました。

 

 

 

 

戦後の日本は、焼け野原になった国を立て直すために、

こころを切り離して男性性で経済発展を遂げてきた。

 

そのことは、では理解していました。

(男性性と女性性については、こちらに書いています)

 

それと同時に、

 

権力による理不尽な支配

成果・結果による人の価値の判断

利益重視による命の軽視

お金や権力による性的搾取…

 

など、歪んだ男性性に偏った状況に対して、

どうしても批判が出てくる自分がいました。

 

でも、今回、日本人になにが起きていたのかを、

で感じることができたのです。

 

そして、どうしてこんなに女性性が切り離されて、

男性性が歪んだ形で誇張されてきたのかを

ハートのレベル理解することができました。

 

理解できたことで、

その時代を乗り切ってくださった世代の方々に対して、

 

なんて強い魂なんだろう・・・

 

という気持ちが出てきました。

 

敗戦によって、日本人は、

男性も女性もほんとうに深く傷を負いました。

 

失敗感、敗北感、罪悪感、無力感、絶望、みじめさ、悲しみ、喪失感、怖れ…

 

語ることもできないくらい、

想像を絶するたくさんの痛みを感じ、

そこから前を向いていくためには、

あまりに辛すぎる感情を切り離すしかなかった。

 

戦争が終わってもしばらく、毎晩のように、

夜中にフラッシュバックで起きてしまった

というお話も聞いたことがあります。

 

理不尽で不本意なこともたくさんある中で、

それに耐えながら、

家族のため、国のために頑張った。

 

昭和の世代は、その流れを受け継いで、

その結果、日本は経済発展し、

今のような便利な世の中になることができたのです。

 

 

 

その一方で、女性性を切り離して抑圧された痛みが、

色々な問題として社会に出てきました。

 

不正、残虐な事件、いじめ、ハラスメント、性暴力、環境汚染、自殺の増加…

 

戦争を直接は体験していない私は、

 

「なんでこんな社会なのか!?」

 

と、特に女性性を大切にしない風潮や男性に、

がっかりすることがよくありました。

 

でも、日本人が敗戦によってどんな想いをしたのか、

そして、どうして今のようになったのかを理解したら、

 

社会や彼らを責めることはできない…

 

と感じました。

 

むしろ、

 

そんなにも辛い時代を、

こころを押し殺しながらも生き延びて、

日本をここまで立て直してくれたこと。

 

様々な艱難辛苦に耐えて、

私たちの世代に命をつないでくれたことに、

 

感謝と畏敬の念が出てきたのです。

 

もし私だったら、

耐えられたかどうかわかりません。

 

もちろん、まだ完全に

批判しなくなったわけではありませんが、

意識が大きく変化しました。

 

 

また、そのプロセスの中で、

女性がいかに大切な存在だったのかも感じました。

 

女性や女性性の価値が尊重されなくなっていったけれど、

女性の存在なしでは、男性はここまで頑張れなかった。

 

形はどうあれ、

女性は男性にとって大きな支えになってきた。

 

私たち女性は、もっと誇りをもっていい。

 

そして、本当の意味で戦争から立ち直るには、

「過去をくり返したくない」という怖れからではなく、

 

切り離してしまったこころを取り戻して、

ひとりひとりが尊厳を取り戻して、

生きたい世界を創り出していくことが大切だと感じます。

 

今、時代はとても大きな転換期ですが、

私たちが女性性の価値を見直し、

男女の対等さを取り戻し、

お互いにつながって助け合っていくことで、

 

本当の意味での平和な世界にシフトすることができる。

 

そう思っています。

 

最後まで読んでくださって、

ありがとうございます。

 

 

秋山友子

 

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